みそじ女の漫画ブログ@アジアン・歴史系漫画書いてます。

アジア系や歴史系のフィクション創作漫画を描いています。漫画の製作工程などもお見せしていこうと思います。

キャラ造形が弱い私は、考える。

こんにちは! 佐藤史絃です。

 

しばらく更新をしてませんでしたが、生きてます。

 

 

落星物語について、いま描きなおそうと再度画策をしております。

 

落星物語については、マンガハックさんと、ホームページについてご覧いただけます。

 

mangahack.com

 

rakusei.jimdofree.com

 

 

↑ 年単位で放置してます…。

 

さて、お読みいただいた方にはもうお判りでしょうが、

 

 

キャラ造形がめっちゃ下手……!!

 

キャラの行動の理由付け、動機付けも下手……!!!!!

 

 

これね、長年考えてたんですけど、主人公が全然見えてこなくて。

 

で、考え方を変えることにしました。

 

「作品は、自分を癒すもの」

「主人公は、自分の理想であり、自分を救う存在」

 

って、よく聞きますけれど、それについて考えてみたんです。

 

わたしが癒されたい部分とは? 許せないこと、怒っていること、悲しいこと。

 

そうしたら、

 

「幼いころから、道を決められて、世界を狭められるような生き方をしている」

 

ってことに気づいたんです。

 

それで、「ああ、主人公もそういえばそうだなあ」って思って。

 

主人公は、父のかたき討ちをしようとしています。

 

でもそれは、彼自身が望んだことじゃなかったかも知れないんですね。

 

彼を育てた人や、周囲の人に、知らず知らずにそういう意識を埋め込まれていたかもしれない。

 

 

かれは、かたき討ちをするために、きっと身分を隠す必要があったから、人ともあまり接してこなかっただろう。

 

そう、彼の世界は、狭かったんです。

 

そして、じゃあなんでヒロインを好きになったのかも、考えました。

 

かたき討ちを自分の意思だと思っているけど、実は母の望んだことを、まんま被らされてしまっている主人公。その意識に疑問を持ち始めたとき出会ったのが、幼いころから王妃になると決められて育てられたお姫様。レールの上を歩かされ、他人の意のままに動く、いわば駒。それでも、誇り高いヒロイン。

 

なぜ? どうして? という気持ちで主人公が向き合っていくうちに、人には見えない彼女の表情や気持ちに気づいていく。…という内容なんじゃないでしょうか(自分のキャラなんだけどね
 
この主人公は、精神性が「幼いまま」になってるの。
自分で道を選んできたつもりでいたけど、
実際は何も決めてこなかったから。
だからこの物語では、「自分で決める」っていうのが
一つのキーになるんじゃないかな。
 
 
以上、Twitterのつぶやきを転載。
 
 
 
 

 

 

 
それから、物語の骨子を見直しました。
 
話がごちゃごちゃして、大筋が良くわかってなかったのですけど、
主人公の変化について、よく考えてみたんです。
 
 

主人公の変化

物語冒頭の夢:王を殺して仇を討つ
    (まわりにそう言われて育ったから)=偽りの姿(例:女装)

挫折 :それは本当に俺の望みだろうか? =偽りの姿を捨てる(男の姿に戻る)

中盤 :自分が愛する女性と幸せに暮らしたい。
   (そのためには、王から王妃を奪わねばならない。)=まだ自分本位の愛

王を倒す:王妃が病気になる(=報い)

病気の王妃に尽くし、彼女を敬う。
無条件に愛する。

無条件の愛>>>王妃の病気が治る

ハッピーエンド:主人公とヒロイン、理解しあう。

 

 

話の筋はこう。

 

で、あとはさまざま考えながら、事件や人物を突っ込んでいく、という流れです。

 

 

以上、キャラの造形や、話の中心のすえ方などを、私なりに模索したお話でした。

 

 

また書いていくので、ぜひよろしくお願いします♪